ふと思い出すこと。

今のところへ越す前に住んでいた団地で。

同じ棟で同じ階段つながりの下の方の階の奥さんと、
階段の踊り場（外からもあまり人目につかない）で
少しお話ししたことがある。
というよりお話をお聴きしたことが…。

お母様をなくされたとのことで、その時、直後ではなく、
しばらく経っておられたようだけど、
お母様への想いをしみじみ語られていた…。
その時に涙ぐまれたことが、少し驚いたけれど、とても印象に残っている。
（年下の私ごとき者に、と驚いたのだ・それだけお母様への想いが強かったのでしょう）

あぁ、なくされて、より、また新たな想いが湧かれるのだ…とも感じていた。

私もその時がきたら、色々、今まで感じなかったような想いもくるのかもしれない。
今、これからも、そうかもしれない。

あの奥さんとのあの時の交わり…。
お互い、家にあがってもらうことなどもなく、
ご挨拶したりする程度だったのに、
人懐こい方だったからか、そんな時があった。

なんだかとても懐かしく思い出す。

もう20年ほど前の話…。
当時、18歳くらいの息子さんがおられたから…。

今もお元気にされているだろうな、と想いつつ…。
又、あの辺りへ行くこともあるだろう。