それから、彼らはエルサレムに近づき、オリーブ山のふもとのベテパゲまで来た。そのとき、イエスは、弟子をふたり使いに出して、
　言われた。「向こうの村へ行きなさい。そうするとすぐに、ろばがつながれていて、いっしょにろばの子がいるのに気がつくでしょう。それをほどいて、わたしのところに連れて来なさい。
　もしだれかが何か言ったら、『主がお入用なのです。』と言いなさい。そうすれば、すぐに渡してくれます。」
　

　これは、預言者を通して言われた事が成就するために起こったのである。

　　「シオンの娘に伝えなさい。
　　『見よ。あなたの王が、
　　あなたのところにお見えになる。
　　柔和で、ろばの背に乗って、
　　それも、荷物を運ぶろばの子に乗って』。」

　そこで、弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにした。
　そして、ろばと、ろばの子とを連れて来て、自分たちの上着をその上に掛けた。
　イエスはそれに乗られた。…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マタイ21：１～７



　少し引用が長くなりましたが、この後、イエスはともに行く群衆に讃えられながら、エルサレムに入られます。

　この場面で、“荷物を運ぶろばの子”ということが象徴的に思えます。
　たぶん、ごくごく普通の存在、ということに置き換えられるのではないでしょうか。

　ろばの子、は、弱い（イエス様を運ぶ力はあるにしても）、小さな存在の代表でもあるようです。
　そして、この小さなろばの子に助けてもらうため、その背中にお乗りになられたイエス様。

　ここに神の愛が現れているのですね…。

　自分が色々助けられ、また、求めている場と通じるものを深く感じます。

　
　今日も感謝して

　*今更ながら、後から思いましたが…、この小さなろばは、荷物を運ぶろば（親）の子ども、という存在だったのかもしれませんね。だとすれば、なおさら、弱い存在が尊ばれることになりますね…。


　（カレンダーより）